言葉にすることの重要性のはなし

2023.08.17

今年の夏は暑いですね💦

毎年言っているような気もしますが…今年は特に日差しが強い気がします。高校球児の息子の野球観戦に行った次の日には腕や足が真っ赤になっていて、シミやらなんやらが本当に気になります・・・。(それでも応援は行くんですけどね)

さて、先日高校生向けのキャリアデザインに関する講座に登壇させていただいた時、とても考えさせられることがありました。強みや価値観を探ってもらうことを目的にライフラインチャートに挑戦してもらった時の事。ラインのほとんどがプラスに位置していて、緩やかに描かれた波線は一か所もマイナスに落ちている箇所がありませんでした。

そこで私は「今まで落ち込んだりうまくいかなかったことはなかった?」と声をかけてみると「今までを振り返り、特にひどく落ち込んだことはありません。かといってすごく嬉しかったこともありません」と答えてくれました。なるほど。そうか…と、もう少し突っ込んで「部活は?」「受験は?」「お友達と…」など質問を少ししてみるとエピソードを少しだけ話してくれました。(詳細は割愛します)私はこの生徒の話を聞きながら、学生の頃こそ、いろいろな「経験」が必要であること、さらに親と先生以外の多様な個性を持った「オトナ」の話を聞くことの重要性を改めて感じるとともに、自分の気持ちや状況を言葉にする「言語化」の大切さを感じました。おそらくこの学生は自分の中では色々な感情や想いは存在していたはずなのですが、それを表に出す機会と手段が今までなかったのではと。だから過去をうまく振り返ることができなかったのではと私は考えました。必ずしも毎日をドラマチックに生きることが良いとは思いませんが、進学にしても就職にしても自分の価値観や考えを伝えることはあらゆる場面でとても大切です。自分の考えや価値観を話す時、その内容にゆるぎない説得力をつけてくれるのが自分だけの過去の「経験」です。この「経験」を元に私はこの「考え」に至った。とこれはワンセットで話す必要があります。そしてこれは学生だけでなく社会人、あらゆる世代や立場の人にも必要なスキルとなります。では、この自分の「価値観を探る」と「言語化」のスキルについては、また後程お伝えします。

参照:ライフラインチャートhttps://www.j-cda.jp/your-own-career/think-about-a-career.php(私も所属しているJCDAのHPより)

 


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